コラム

美髪のために、シャンプーやトリートメント、ドライヤーなどにこだわりケアをされている方も多いことでしょう。しかし、髪の直接的なお手入れをするだけでなく髪にいい食べ物を食べて、体内からケアをすることが効果的です。では、髪にいい食べ物とは一体どのようなものなのでしょうか。

ダイエットや美肌と同様に、美髪のためには基礎代謝を上げることが大切です。私たちは年齢を重ねるにつれて、代謝速度が遅くなっていきます。代謝が落ちることで、身体に様々な老化現象が出てしまいます。

髪の場合だと、ツヤやコシがなくなりボリュームダウンをしてしまう、抜け毛が増える、白髪になるといった変化が現れます。こうした髪のトラブルを防ぐために、基礎代謝を上げていける食べ物を摂取するようにしましょう。ミネラルを多く含むワカメやコンブなどの海藻類は、代謝速度を上げる効果のある食材です。そして髪はアミノ酸からできているタンパク質が主な成分です。そのため良質なタンパク質を摂取し続ける必要があります。

ダイエットのために肉や魚を控えている方もいらっしゃるかもしれませんが、健康的な美髪や美肌を保つためにはタンパク質である肉や魚も重要です。魚であれば、ビタミンB6が多く含まれているサバ、お肉であればミネラルやビタミンB1を含む豚ロース肉がおすすめです。サバやサーモンなど油の多い魚はオメガ脂肪酸も含まれており、これには抜け毛を防ぐ働きもあります。

タンパク質の摂取には卵も重要です。卵の黄身にはビオチンが含まれており、抜け毛に悩む女性の多くがビオチン不足だという研究結果もあります。ビオチンはレバー、ナッツ、シード類などにも含まれていますが、それらと比較して摂取しやすい卵を日常的に食事に入れると良いでしょう。また、髪の健康に良いのがビタミンAです。ビタミンAは緑黄色野菜に多く含まれているので、人参やかぼちゃ、ほうれん草、赤・黄ピーマン、トマトなどを積極的に摂取していきましょう。ツヤのある髪へ導いてくれます。

皮膚、頭皮に酸素や栄養を届けてくれる成分はビタミンEです。これは、ゴマやアーモンドに含まれています。こうした様々な食材を意識して摂取し、健康的な美髪を目指していきましょう。